浴槽は自分で塗れる|自動車用塗料で昭和の浴槽を真っ白にDIY塗装した全手順【失敗談つき】

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この記事はこんな人におすすめ
– 浴槽の黄ばみ・傷・コーティング剥がれが気になっている人
– 「業者は高そう」「自分じゃ無理そう」と浴槽塗装を諦めている人
– 賃貸物件・ボロ戸建ての浴室をできるだけ安く再生したい人


浴槽の黄ばみ。ザラつき。細かい傷。剥がれてきた表面のコーティング。

毎日入るお風呂だからこそ、気になりますよね。

でも、こう思っていませんか?

「業者に頼むと高そう」
「車の塗装みたいに難しそう」
「どうせ自分じゃ無理」

僕もまったく同じでした。

200万円で買ったボロ戸建ての浴室。くすんだ浴槽を前にして、途方に暮れていました。

でも結論から言います。

浴槽は、自分で塗れます。

使うのは、なんと自動車のボディに使う塗料。材料費は約8,000円。

この記事では、くすんだ浴槽を真っ白に塗り直した全手順を、僕がやらかした失敗も全部ふくめて書いていきます。


そもそも浴槽って自分で塗れるの?

この記事を読んでくれている人の多くが、まずここで止まると思います。

「素人が塗って本当に大丈夫なの!?」

僕も同じでした。

途方に暮れていたとき、DIYの師匠に聞いてみたんです。

「浴槽って塗れるんですか?」

返ってきた答えは、あっさりしていました。

「塗れるよ。車用の塗料がおすすめだよ!」

く、く、車用の塗料!?

最初は半信半疑でした。でも、やってみたら本当に塗れた。仕上がりも満足のいく、真っ白でツルツル。

自動車用塗料PG80で真っ白に塗装した浴槽の完成写真

これから紹介する塗料選びも大事ですが、1番大事なことは塗る前の足付け(表面にキズをつける)です。順番に説明していきます。


使ったのは自動車用の「2液ウレタン塗料」

「2液ウレタン塗料」と言われてもピンとこないですよね。

簡単に言うと、「塗料」と「硬化剤」という2種類の液を混ぜて使う塗料です。

混ぜることで化学反応が起きて、カチッと硬く、丈夫に固まります。車のボディに使われるくらいなので、水にも衝撃にも強い。毎日お湯と湿気にさらされる浴槽には、うってつけなんです。

プチ情報:硬化剤とシンナーの違い
2液ウレタン塗料は、塗料に硬化剤とシンナーを混ぜて使います。硬化剤は塗料を強く固めるため、シンナーは塗りやすく薄めるためのものです。
PG80の場合は「塗料100:硬化剤10:シンナー50〜70」が目安。硬化剤を入れると反応が始まるので、必要な分だけ作って使うのが大事です。

僕が使ったのはこれ。

関西ペイント PG80 #531 ホワイト

材料 金額
PG80 ベース塗料 500g 3,556円
PG80 硬化剤 100g+シンナー 1kg 3,918円
ハケ・ローラー・バケツ(100均) 数百円
合計 約8,000円

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※価格は変動します。最新の金額・在庫はリンク先でご確認ください。

一番やりがちな失敗を先に言っておきます

塗料(ベース)だけ買って、硬化剤とシンナーを忘れる。

これ、本当に多いそうです。

2液ウレタン塗料は、硬化剤を混ぜないと固まりません。シンナーは濃さを調整するのに要ります。

この3つは必ずセットで買ってください。 1つでも欠けると、作業がそこで止まります。


浴槽塗装の全手順(6ステップ)

専門用語がいくつか出てきますが、1つずつ噛み砕いて説明します。

① 足付け(あしづけ)= 表面に細かい傷をつける

何度も言いますが、この工程が1番大事!!

せっかく塗ったのに日常的に使っていたら、すぐ剥がれてしまう。とならないために手を抜かずにやりましょう!

わざと表面に細かい傷をつけて、塗料が食いつくようにします。これを「足付け」と言います。

やることは1つ。100均の一番粗い目の耐水ペーパーで、浴槽全体をこする。

⚠️ ここで僕は盛大にやらかしました(後で詳しく書きます)。力を入れてゴリゴリ削る必要はありません。 表面がザラついたら、それで十分です。

② 脱脂(だっし)= 油分を拭き取る

浴槽の表面には、目に見えない油分や皮脂がついています。これが残っていると塗料が弾かれてしまう。

パーツクリーナー(油汚れを落とすスプレー)をウエス(いらない布)に吹きかけて、浴槽全体を拭きます。

③ 養生(ようじょう)= 塗りたくない場所を覆って守る

塗料が飛んだらマズい場所——壁や床——を、マスキングテープとビニールシートで養生。

地味な工程ですが、ここをサボると壁まで白くなります。丁寧に。

「そんなこと言って画像で思いっきりはみ出しとるやないかい!!」と思われるでしょうが、ここは上からダイノックシートを貼るので養生してません。

④ 塗装 1回目

いよいよ塗ります。ドキドキするけどやり始めると楽しいですよ笑

100均のハケやローラーで、薄く塗っていきます。

一度で仕上げようとすると、ムラやタレ(塗料が垂れて固まる)の原因になります。「薄く、できるだけ均一に」

ローラーとハケ、白い塗料のバケツと塗りかけの浴槽

⑤ 乾燥 → 塗装 2回目

1回目が乾いたら、もう一度同じように塗ります。

分けて塗ることで、色ムラが消えて、しっかり白くなります。

乾燥の目安は手でそっと触ってみて固まってるな(塗料が手に付かないな)と感じるぐらいです。焦って乾く前に塗ると台無しになります。

⑥ 仕上げの研磨

最後に、表面を確認します。

2回塗ってもムラが気になる場合は、また塗り重ねてください。

ムラがなければ、耐水ペーパーで表面を軽くなでるように整えて完成です。

手順だけ見ると、シンプルですよね。

シンプルなんですが——僕は1番大事な足付けの工程で失敗しました。


僕がやらかした失敗:電動サンダーで削りすぎた

足付けの工程で、僕はこう考えました。

「しっかり削った方が、塗料の乗りがいいだろう」

自宅の倉庫に眠っていた年代物の、電動サンダー(電動で振動して削る工具)を持ち出しました。

回転刃を研磨用のものに交換して魂を込めて削っていく。

……あれ、なんか違和感が……。

どれだけやっても表面ツルツルだし真っ黒に変色していました。

電動サンダーで削りすぎて黒ずみと斑になった浴槽(左:削り跡、右:全体)

「これ、やばくないか……?」

大家仲間に写真を送りました。返ってきた一言。

「やりすぎ笑」

足付けは、表面に凹凸をつけるのが目的です。ただ削ればいいわけではない。

この後、耐水ペーパーでの足付けに切り替えてリカバリーして塗装したらキレイに白くなりました。

多少やらかしても、塗れば白くなります。 だから怖がらなくて大丈夫です。


よくある疑問(FAQ)

Q. DIY塗装って、どれくらい持つの?

正直に言います。プロの再コーティングほどの耐久性は、ないかもしれません。

ただ、うちの物件では塗装してから今のところ問題なく使えています。

Q. どんな浴槽でも塗れるの?

僕が塗ったのは、昭和のボロ戸建てによくある古い浴槽です。

材質を問わず、足付けと脱脂さえしっかりやれば、塗料は乗ります。 大事なのは下地処理です。ここを丁寧にやるかどうかで仕上がりが決まります。

Q. 白以外の色も塗れる?

PG80は車用の塗料なので、色番号を変えれば他の色も選べます。

ただ、浴槽は白が無難だと思います。清潔感が出るし、お湯の色も自然に見えます。僕は #531 のホワイトにしました。

Q. どれくらいの日数がかかる?

僕は念の為、乾燥を1日待って2日で仕上げましたが、硬化剤を配合させるので想像よりも速く乾燥します。

なので丸1日で仕上げまで行えます。


費用まとめ

材料 金額
PG80 ベース塗料 500g 3,556円
PG80 硬化剤 100g+シンナー 1kg 3,918円
ハケ・ローラー・バケツ(100均) 数百円
サンドペーパー(100均) 数百円
合計 約8,000円

浴槽の塗り直しを業者に頼むと、それなりの金額がかかります。

自分でやれば、材料費はたったの約8,000円。

もちろん手間はかかります。失敗もします。僕みたいに削りすぎたり。

でも、そのたびに学べばいい。そして何より——多少失敗しても、塗れば白くなる。


まとめ:浴槽塗装は「諦めなくていい」

「浴槽の汚れが気になるけど、業者は高そうだし、自分じゃ無理」

そう思って諦めていた人にこそ、伝えたい。

塗れます。自分で。

カギは3つだけ。

  1. 塗料は自動車用の2液ウレタン(PG80)を、硬化剤・シンナーとセットで買う
  2. 足付けを丁寧にやる
  3. 複数回に分けて塗る

くすんだ浴槽が、真っ白に生まれ変わります。是非一度やってみてください。


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