この記事はこんな人におすすめ
- ボロ戸建てのDIYリノベで漆喰塗りに挑戦したい人
- 壁紙と漆喰、どちらにするか迷っている人
- 漆喰DIYのリアルな失敗談・費用を知りたい人
1棟目のボロ戸建てを200万円で買い、最初に取り掛かったDIYが漆喰塗りでした。
和室5部屋、縁側、玄関、廊下、脱衣所、トイレ、お風呂。
家中のありとあらゆる壁を、1人で、2週間かけて塗りました。
材料費は合計34,304円。
この記事では、なぜ漆喰を選んだのか、実際の作業の流れ、そして失敗談まですべて書きます。
なぜ壁紙ではなく漆喰にしたのか
リフォームの壁仕上げといえば壁紙(クロス)が大道です。
でも僕はあえて漆喰を選びました。理由は3つ。
① 壁紙との差別化
賃貸物件で壁紙は当たり前。漆喰は手間がかかる分、他の物件と差別化できます。入居者に「この物件、ちょっと違うな」と思ってもらえる。
② 日本家屋とのマッチ
この物件は築古の平屋。柱や障子、欄間が残る日本家屋です。漆喰の白い壁は和の雰囲気と相性が抜群。テーマは「和モダン」。
③ 先輩大家さんの漆喰塗り体験会に参加していた
1記事目で書いたDIY会の師匠の知り合いで、福岡で大家業をされている先輩の漆喰塗り体験DIY会に参加していました。そこで基本的な塗り方を学んでいたので、「自分でもできる」という確信がありました。
使った材料と道具
漆喰
大和しっくい 20kg × 5袋(1袋 4,060円前後)
粉タイプの漆喰で、水と混ぜて使います。練り済みタイプより圧倒的にコスパが良い。
道具
| 道具 | 入手先 | 備考 |
|---|---|---|
| コテ(中塗コテ 210mm) | メルカリ | 793円で購入 |
| コテ板(パテ定盤2枚セット) | メルカリ | 3,000円で購入 |
| ペイントミキサー(攪拌棒) | 楽天 | 電動ドライバーに取り付け。約500円 |
| マスキングテープ | ホームセンター | |
| 養生シート | ホームセンター | |
| バケツ | 残置物 | 前の住人が残していた大きなバケツ |
費用まとめ
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 大和しっくい 20kg × 5袋 | 約20,300円 |
| 道具一式 | 約14,004円 |
| 合計 | 34,304円 |
実際の作業の流れ
ステップ1:養生
まずはマスキングテープと養生シートで、塗らない部分を保護します。
柱、障子、窓枠、床……養生だけでかなり時間がかかります。でもここを手抜きすると後が地獄なので、丁寧にやりました。
ステップ2:シーラー塗り
古い壁にいきなり漆喰を塗ると、壁の中のアクが浮き出てきます。
それを防ぐためにシーラー(下地剤)を先に塗ります。
……のですが、この対策が甘かった。これが後で大変なことになります。
ステップ3:漆喰を混ぜる
粉の漆喰をバケツに入れ、水を加えて電動ドライバーに取り付けたペイントミキサーで混ぜます。
ここで最初の失敗。
漆喰をケチって水を多めに配合してしまいました。
シャバシャバの漆喰は塗りやすいけど、養生していても飛び散りまくる。床も服もドロドロ。
教訓:漆喰の水の量はケチるな。メーカーの配合比を守れ。
ステップ4:漆喰を塗る
コテ板に漆喰を乗せて、コテで壁に塗っていきます。
最初はコテの動かし方がぎこちないですが、1部屋も塗れば感覚がつかめてきます。
ちなみにペイントミキサーは漆喰の粘度が高いせいで、何回も使っているうちに先端の羽が1つ取れてなくなりました。安物は消耗品と割り切った方がいいです。
使用したペイントミキサー(攪拌棒)。この先端の羽が1つ取れました
ステップ5:地獄の2回戦
1度塗りで終わるかと思っていました。
甘かった。
アクが出てきたんです。
古い家なのでシーラーを塗っても、壁の中に染み込んだ汚れや成分が漆喰に浮き出てくる。せっかく白く塗ったのに、茶色いシミがじわじわと……。
仕方なく2度塗り決定。
同じ作業をもう1周。これが精神的にかなりキツかった。
教訓:古い家の漆喰塗りは、2度塗り前提でスケジュールを組め。
塗った場所と所要期間
| 場所 | 広さ |
|---|---|
| 和室 | 4.5畳 × 2部屋 |
| 和室 | 6畳 × 3部屋 |
| 縁側・玄関・廊下 | |
| 脱衣所・トイレ・お風呂 |
所要期間:2週間(1日だけ1人手伝ってくれた日あり)
ほぼ1人でこの作業量。正直、後半はかなりしんどかったです。
でも、壁が白くなっていくのを見ると達成感がすごい。うつ病で何もできなかった自分が、家を塗り変えている。その実感が、何よりの薬でした。
ビフォーアフター
漆喰塗りの効果は、写真で見るのが一番わかりやすいです。
くすんだ茶色の壁が、真っ白な漆喰壁に生まれ変わりました。
▼ Before

くすんだ茶色の壁
▼ After

漆喰の白い壁で和モダンに

日本家屋の柱や障子との組み合わせで、狙い通りの和モダンな雰囲気に。
漆喰DIYで学んだこと
やってよかったこと
- 壁紙ではなく漆喰を選んだこと。日本家屋との相性が抜群で、物件の魅力になった
- 先に体験会で学んでいたこと。いきなり本番より100倍マシ
- メルカリで道具を揃えたこと。新品で買うより大幅にコストダウンできた
反省点
- 漆喰の水の量をケチった。飛び散り地獄になった
- 2度塗りを想定していなかった。古い家はアクが出る前提で計画すべきだった
- 500円のペイントミキサーは壊れる。もう少し良いものを買えばよかった
これから漆喰DIYする人へ
- メーカーの配合比を必ず守る
- 古い壁は2度塗り前提でスケジュールを組む
- 養生は面倒でも丁寧にやる。ここをサボると後悔する
- 道具はメルカリでOK。漆喰本体はケチらない
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次回予告
次回は「床張りDIY編」を書きます。
畳からフローリングへの張り替えや、クッションフロアの施工をお見せします。


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