この記事はこんな人におすすめ
- ボロ戸建ての古いトイレを解体したい人
- タイル壁の中の「小舞土壁(こまいつちかべ)」を壊した体験談を読みたい人
- シロアリ被害の痕を見つけたときの対処を知りたい人
昭和感溢れるDKとお風呂、床ボロボロの縁側などDIYを着々と進めてきた。この物件のラスボス「清潔感ゼロトイレ」から目を背けながらね。しかし、来るとこまで来てしまった。
これをやらないと終われない。

ラスボスの正体:清潔感ゼロのピンクタイルトイレ
これが今回の相手。

- 壁一面がピンクタイル(昭和ど真ん中)
- 大便器・小便器・手洗い場の3点セット
- 黒ずんだ汚れと水垢が全面にベッタリ
- 見るからに近づきたくない
築44年の歴史が詰まったトイレです。このままでは入居者はつきません。
① 小便器・手洗い場の撤去:結局のところ、力なんだよ

自宅の納屋にあった伝説の大ハンマーとバールを手に取り、まずは小便器と手洗い場(?)。見るからに汚いし近づきたくもないけれど、退路を断たれたからにはやるしかない。
ナットで固定されているところはモンキーレンチで全て外し、残りは力技で。
そう、結局のところ力なんだよ……

ひねりを加えながら引っ張ると思ったより簡単に外れました。
⚠️ 古いトイレ解体は粉塵・汚水に注意
- 配管を外すと長年溜まった汚水が飛び散ることがある
- 陶器を割る場合は破片が飛んで危険
- マスク・ゴーグル・ゴム手袋はケチらないこと
② 仕切り壁の破壊:謎の構造「小舞土壁」との戦い
次は大便器と小便器を区切る壁の破壊。
タイル壁の中身は小舞土壁(こまいつちかべ)と呼ばれる格子状の竹に土を塗り付けたもの。
小舞土壁とは?
古い日本家屋の伝統工法で、格子状に組んだ竹に土を塗り付けた壁のこと。
- ハンマーで砕く度に土埃が充満
- 一時撤退と破壊を繰り返し、なんとか撤去
- 陶器類と壁は市の処理施設に持っていきました

③ 壁を壊したらシロアリ跡が……
仕切り壁を撤去したら、隠れていた柱が現れた。
……柱がスカスカ。

茶色くボロボロに崩れていて、指で触るだけで粉状に崩れる。シロアリに食い尽くされた跡でした。



実はシロアリ業者には駆除依頼済み
この物件、シロアリ業者に来てもらって駆除処置を済ませています。
詳しい経緯は後日公開する「2棟目縁側DIY編」で紹介予定です。ボロ戸建て投資でシロアリ被害を発見したとき、どの順番で何をしたかの実録になります。
仕切り壁の溝は「蓋」で処理
駆除済みなので残るのは食われた柱の見た目をどうするか。

- 仕切り壁が付いていた溝の床側 → セメント
- 壁側 → 余った合板で蓋
- (シロアリに食い尽くされていたのにも蓋をして)
本格的には柱の交換が理想ですが、駆除済みで進行は止まっている。見た目を整えれば実用上は問題なしと判断しました。
⚠️ シロアリを見つけたら即プロへ
シロアリの跡を見つけたとき、自分で様子見するのは絶対NG。
- シロアリは見えないところで一気に広がる
- 進行すれば家の構造に関わる
- 市販薬剤では奥まで届かない
ボロ戸建てを買ったら、引き渡し直後にシロアリ調査をすることを強くおすすめします。
④ グレーペンキで見違える
あとはグレーのペンキを塗れば、それだけでもだいぶ見違えました。

- ピンクタイル × ダークグレー柱 = 意外と合う
- 合板の蓋部分も一体感が出る
- シロアリの傷跡も隠せた

解体編のゴールまで来ました。


解体編で学んだこと
伝統構造の壁は想定外の中身
タイル壁の中が小舞土壁だったのは完全に予想外。築古物件のリフォームは壊してみないと分からないことだらけ。
結局のところ、力なんだよ
精密な工具よりも、大ハンマー・バール・モンキーレンチの3点セットで大抵のものは外せる。ひねりを加えながら引っ張るのがコツ。
シロアリは見つけたら即業者へ
見た目の処理は最後。まず駆除をプロに頼むのが最優先。放置すると被害が一気に広がります。
粉塵マスクは必需品
小舞土壁の土埃、タイルの破片、配管の汚水。古いトイレの解体は想像以上に汚い環境。マスクとゴーグルをケチらないこと。
次回予告:後編は便器交換・壁紙・床仕上げ
解体編はここまで。
次回の後編では、ついにトイレが生まれ変わります。
- 便器の交換
- 壁紙・床CFの張り替え
- ウォシュレット取り付け
- アフター写真の大公開
- かかった費用・時間の全公開
お楽しみに。


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